ハイブリッド車は「エコ」ではない
まずエコカー減税ですが、ハイブリッド車ならどれを買っても免税になります。エコカー補助金を組み合わせればトヨタ・プリウスやホンダ・インサイトが約40万円近く安くなり、これがいわゆる買い替え支援のようです。確かにお財布的には支援になりますが、肝心の「エコ」に関しては、まだ十分に走れる車を廃棄するのでまったくエコにはなっていません。
それに、ハイブリッド車は同じタイプの車よりかなり高いので、40万円安く買えても残りの差額を回収するには相当の距離を乗らなければならいでしょう。これも「エコ」でなはない理由です。
それともう一つ「社長島耕作」を読んで分かった事ですが、ハイブリッド車に搭載される電池には「ニッケル」や「コバルト」など様々なレアメタル(希少金属)が使われており、日本はほぼ全量を輸入に頼っています。そのため日本の大手商社が外国の山を丸ごと買い占めるという、レアメタル争奪戦がライバル国を相手に繰り広げられているということでした。そこでは山の木を伐採するどころか山がたいらになってしまっています。エコカーの背景にはこのような大規模な自然破壊があるのです。漫画ではありますが、おそらく作者の弘兼憲史氏のことですから、十分に取材して描いているに違いありません。
どうか皆様、今乗っている車を大切にお使いくださいませ。<m(__)m>
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