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2009年11月

料理用語を知らない女子大生

食育は学校でするものではありません。家庭で親から受け継ぐものだと思います。しかし、今はそうなっていないのが現実です。

 例えば、料理教室に通う約300人の20~30歳代の女性受講生に、例示した料理用語を知っているかアンケートをとったところ、過半数の女子大生が「分からない」と答えたのは以下の通り。「すが立つ」「こそぐ」「吸い口」「観音開き」「千六本」。とくに大根をマッチ棒のようにせん切りにすることを指す「千六本」を知っている人は20人に1人となっており、料理用語としてすでに死語となっているとか。ちなみに「せん切り」の「せん」とは「千」ではなく「繊」が正しいそうです。

 他に聞いた話では、「出汁をとって下さい」と言ったら、出汁を捨ててしまったり(゜o゜)、「落し蓋を探して来て」と言うと、冷蔵庫の中の豚肉を探していたり(-_-;)、今までと同じようには行かなくなってきているとのこと。また女子大生のアンケートで得意料理の第2位は「目玉焼き」という結果がありましたが、目玉焼きを「得意料理」とするのはいかがなものでしょうか?しかも、これを恥ずかしげもなく堂々と言ってしまう・・・。

 この国の将来は、ちょっとヤバイかも・・・。                

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朝食抜きとテレビの影響

私はよく病気症状のある大人に対して、「○○が体に良いから」と言ってムリに食べないようにとアドバイスしています。だって散々食べまくって病気になったのだから。(笑)。どうしてもテレビや雑誌で紹介される情報は正しいと鵜呑みにしてしまう傾向があるようですが、もう少し冷静になって考えれば、果たしてこんなもの飲んだぐらいで病気が治るだろうか?とか、これを食べるだけで本当にダイエットが出来るのだろうか?となるはずです。そうならない人が多いということは、いかに現代人は物事を自分の力で判断する力がなくなってきたということが推測されます。

病気症状のある大人に対して、朝食について言うならば、食べない方が消化機能は活発になります。従って細胞の生命力が上がり、自然治癒力も高まるから改善し易いということから「朝食抜き」を勧めています(1週間のうち何回か抜くだけでも、疲れきった消化器官をいたわるが出来ます)。しかし、これはあくまで大人に対してのアドバイスであって、成長期の子供には絶対に良くありません。

 同じく文部科学省の「体力・運動能力調査」では、6歳(小1)~17歳(高3)に対して、持久力を測る20mシャトルランの結果について、生活習慣との関係を分析しています。その結果、朝食を毎日食べる子供の記録は、食べない子供の記録をすべての年齢で上回っており、またテレビを3時間以上見る子供と3時間未満しか見ない子供を比較すると、8歳以上の全ての年齢で、3時間以上見る子供の記録が、男女とも悪かったという結果が出ています。

 突き詰めて言うなれば、最近の親たちは、子供にあった生活習慣をさせることが出来ていません。例えばとっくに寝ていなければならない様な時間帯に、親が車でスーパーなどにつれて歩いている姿もよく見ます。テレビも親の夜更かしにつき合わされている格好になっているのではないでしょうか。親が大人になっていないのか知れません。(ちなみに、うちでは子供を寝かせるため、夜8時にテレビを一旦消します。そして照明をどんどん落として寝室へ追い込みます。そして子供が寝たらテレビをつけます。だから8時台のテレビは、前半の30分間はほとんど見たことがありません。(-_-;)

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逆上がりが出来ない

Photo

ある日曜日、近所の子供たちが我が家へ大勢押し寄せたので、その子らを連れてみんなで公園に遊びに入ったときのこと。公園で段々人数が膨らんだところであることを試みました。その試みとは、新聞に掲載されていた「小学3年生の9割の子供に逆上がりが出来ない」という記事です。私が子供のころは1割の子供に逆上がりが出来ませんでした。約10人の子供(ほとんどが4年生)に逆上がりに挑戦させたところ何と1人も出来ませんでした。何度やっても出来ないのでみんな口々に「おかしいな、前は出来たんだけれど・・・」といいわけをしていました。中には自分の体重を支えられずに落ちてしまう子供も・・・。

 こうした子供たちの体力や運動能力の低下に歯止めを掛けようと、岩手県遠野市は市内の小学校4校の通学路に学校までの距離を教える看板を設置。車で送ってもらう児童が半数近いため、看板を目安に車から降りて、途中からでも歩くように呼びかけています。スクールバスは学校の手前1キロでバスを止め歩かせているとか。最近は大人も歩きませんが、それどころか子供までが歩かなくなっているようです。いや待てよ!確か犬も歩かなくなっているとか(笑)

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ぎこちなく走る子供たち

文部科学省が行っている「体力・運動能力調査」によれば、こどもの体力・運動能力は昭和60年頃から現在まで低下し続けており、その子供を持つ親の世代である30年前と比べると、ほとんどのテスト項目で親の世代を下回っています。そして一方では、ご存知のように体は大きくなっています。

 それにもかかわらず、身体能力が低下しているということは、現在の日本の社会全体に歪みをあらわしており、とくに学校現場では「記録以上に現状は深刻である」と考えられています。

 そんな中、先日小学校の運動会を見に行ってきました。わが子や近所の子供たちを応援するのだけでなく「今どきの子供たち」を観察する目的もあったので十分に楽しんできました。

 まず子供たちの競技を見て一番に感じた事は「走り方が下手」ということです。特に体の大きい子は、ドタドタと暴れながら走っているかんじがし、逆に体の小さい子の走り方はかっこがよく手足がスムーズに動いているようで整ったランニングフォームでした。体が小さいというと御幣があるかも知れませんが本来の日本人の体格の子供というべきかも知れません。他の子供が高タンパク食で大きくなりすぎているのです。

学校の先生に伺うと「走り方が下手なのは、鬼ごっこなど走る外遊びをしないせいでは」ということでした。また高学年でも、短距離走で決められたレーンを右に寄ったり左に寄ったりして、真っ直ぐ走れない子供や、運動場のトラックのコーナー部分でうまく体を傾けられず、スピードを落とさないと曲がれない子供、転んだときにとっさに手が出ず顔から地面に落ちる子供も目立つそうです。

 また他の学校でも、高学年の組み体操はかなり前から4段から3段になっており、理由は最近の子供はバランスをとる力が落ちているからと、骨が脆くなっている為か、練習中に上から落ちて骨折する子供が毎年のようにいるとか・・・。牛乳を飲んでいなかった時代より牛乳を毎日飲んでいる時代の子供のほうが骨折率が高いということは、一体どういうことであろうか?真弓小児科医院の真弓定夫医師の言うとおり、牛乳からのカルシウム摂取がいかに非効率であり、ヒトとしての食性に合っていないかが裏付けされます。

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医療について言えば、日本は世界的にみて特殊な国

先日、真弓先生から伺った話では、日本の人口は比率で言えば世界の人口の2%にしか過ぎないのに、日本の薬の使用量は世界の薬の30%を占めるということです。インフルエンザ治療薬のタミフルについて言えば、実に70%の消費大国で世界の笑いものになっているとか・・・。

なぜ日本はこんな事になるのか?それはアロパシーといわれるカテゴリーの「西洋医療」に大きく傾倒しているからです。

ちなみに医療先進国のアメリカでは、国民の62%が一年間で「代替医療」を利用するそうです(アメリカ国立衛生研究所)。その内訳として第1位は「ヒーリング(祈り)」、第2位はサプリメントなどの栄養補助剤、次に瞑想・ヨガ、マッサージ、食事療法などとつづきます。しかも1人あたりの医療費も西洋医療よりも大きくなったそうです(意外です)。

世界的にみると、世界の医療費の65~80%は伝統的な医療(代替医療)であるとWHOは発表しています。日本も「おばあちゃんの手当て方」的なものがあります。せきがでれば大根やねぎ、黒豆が良いとか・・・。「ゴホンと言えば龍○散」(ちょっと古いね)ではいけないんです。。。。

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