朝食抜きとテレビの影響
私はよく病気症状のある大人に対して、「○○が体に良いから」と言ってムリに食べないようにとアドバイスしています。だって散々食べまくって病気になったのだから。(笑)。どうしてもテレビや雑誌で紹介される情報は正しいと鵜呑みにしてしまう傾向があるようですが、もう少し冷静になって考えれば、果たしてこんなもの飲んだぐらいで病気が治るだろうか?とか、これを食べるだけで本当にダイエットが出来るのだろうか?となるはずです。そうならない人が多いということは、いかに現代人は物事を自分の力で判断する力がなくなってきたということが推測されます。
病気症状のある大人に対して、朝食について言うならば、食べない方が消化機能は活発になります。従って細胞の生命力が上がり、自然治癒力も高まるから改善し易いということから「朝食抜き」を勧めています(1週間のうち何回か抜くだけでも、疲れきった消化器官をいたわるが出来ます)。しかし、これはあくまで大人に対してのアドバイスであって、成長期の子供には絶対に良くありません。
同じく文部科学省の「体力・運動能力調査」では、6歳(小1)~17歳(高3)に対して、持久力を測る20mシャトルランの結果について、生活習慣との関係を分析しています。その結果、朝食を毎日食べる子供の記録は、食べない子供の記録をすべての年齢で上回っており、またテレビを3時間以上見る子供と3時間未満しか見ない子供を比較すると、8歳以上の全ての年齢で、3時間以上見る子供の記録が、男女とも悪かったという結果が出ています。
突き詰めて言うなれば、最近の親たちは、子供にあった生活習慣をさせることが出来ていません。例えばとっくに寝ていなければならない様な時間帯に、親が車でスーパーなどにつれて歩いている姿もよく見ます。テレビも親の夜更かしにつき合わされている格好になっているのではないでしょうか。親が大人になっていないのか知れません。(ちなみに、うちでは子供を寝かせるため、夜8時にテレビを一旦消します。そして照明をどんどん落として寝室へ追い込みます。そして子供が寝たらテレビをつけます。だから8時台のテレビは、前半の30分間はほとんど見たことがありません。(-_-;)
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