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2010年9月

合成甘味料のネオテームは砂糖の10,000倍の甘味!しかし、蟻は食べなかった!!

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食育の仕事をしているので割と何でも知っていると思っていたので、トコロさんの番組で「ネオテーム」という砂糖の7000~13000倍の甘味のある合成甘味料があることを知り驚きました。そして、思わず「すごい!すごい!」と言いながら思わず拍手をしてしまったほど面白い実験VTRが流れました。

それは、「砂糖」を染み込ませたものと「ネオテーム」を染み込ませたもの2つを外に放置して蟻を誘います。すると蟻はワイワイガヤガヤと集まってきます。最初は「ネオテーム」に一旦集まるのですが、徐々に砂糖の方に移動。数時間後は「ネオテーム」にたかる蟻は一匹もおらず、すべての蟻は「砂糖」にたかっていました。それは見事なほどでした。専門家の解説では「ネオテーム」はやはり食べ物ではなく(口にすべきものではなく)、「蟻は体内で消化できいものと判断」した、ということだそうです。

いやはや驚きです!蟻は何でも食べ物は巣に持ち帰るものと思いきや、しっかり動物的本能で選んでいるのですね。ヒトも本来は出来るのでしょうけれど、高度な文化生活でその能力は退化してしまったのでしょう。こんな能力じゃ我々は健康な暮らしが出来るわけがない・・・。あらためてガクゼン!

ちなみにこの「ネオテーム」を開発したのは、あの遺伝子組み換え作物の開発で悪名高い「モンサント社」です。

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お店選びの決め手は1位は「美味しさ」ではなく「場所」

外食・中食の市場調査会社・エヌピーディー・ジャパンが24万人をインターネットを使ってまとめた調査によると、お店を選ぶ決め手は、「便利で利用しやすい場所」がトップで50%、つづいて「価格が手ごろ」が35%、「料理がおいしい」が20%、「体に良いメニューがある」2%となった。

わざわざ外出して、家で食べるよりも高いお金を払って食事をするのに、なぜ「味」が一番にならないのか不思議です・・・。家では食べられないような「美味しさ」求めて外に出掛けるのではないでしょうか?そんな価値観を持っているのは少数派なのでしょうか?そうですよね、数字がものがたっていますものね。だからファミレスは素材よりも立地が最優先になるのでしょう。高級品を扱う会社がテレビのスポンサーにならないのに似ているね(富裕層はテレビを見ないというデーターがあるのでトヨタも日産も高級車のCMはしないらしいです)。

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日本の農業就業人口、5年間で22.4%減少!!

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今月、農水省の調査により、農業人口が5年前の前回調査より75万人減り260万人になったことが分かった。しかも、減少率は22.4%ととなり過去最大の下げ幅ともなった。戦後、農業を支えてきた昭和一ケタ生まれの世代が、高齢になり農業現場から離れ始めたのが最大の原因のよう・・・。と同時に、農家の次世代育成がまったく出来ていないということも大きな要因であることはいなめない。

5年で75万人ということは、毎年15万人の農民が減るということで、それは毎月1万人以上の農民が減るということでもある。そして、それは耕作放棄地が増えるということになり、美しい農村風景が消えていくということでもある。いやそれどころか、食料自給率は減り続け、食糧輸入国として外交上、完全に首根っこを押さえられるという常に弱い立場にあるということ。そんでもって、世界的な食糧不足になれば輸入食料に残留農薬がどれだけ検出されようとも、突っ返す事も出来なくなり、高い金を払ってでもありがたくちょうだいするしかなく、かくして日本国民の体は蝕まれ、世界中から介護を受けなければ生きていけなくなる、一億総介護の時代に突入するという恐ろしいことにもなりかねません。あくまでも仮説ですがそれは最後の部分だけ、ほとんど現在進行中なのです。

しかし、それがわかっていても自分の子供に農民になってくれとは言えません。いえない国だから農業が滅んでしまうのです。その点を考えれば、日本の総理は、菅さんより小沢さんの方が農業政策上は良かったのに残念です。

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