« 2011年1月 | トップページ | 2011年3月 »

2011年2月

一つ星レストラン「リストランテ濱崎」へ行って来ました

Photo Photo_2 先週、ミシュランのガイドブックで一つ星の評価を受けているフレンチレストラン、南青山にある「リストランテ濱崎」でディナーの招待を頂きました。知人に聞くと2人に1人は知っていましたので相当な有名店なのでしょう(私がこの方面にうといのか?)。店の場所は住宅街のど真ん中にあり、探すのには若干の苦労はいります。私の場合、道に迷って電話しました。するとお店の人が外で立って待っててくれ親切に迎えてくれました。お店の雰囲気は上品で、スタッフは若くて感じがよく丁寧な説明をしてくれました。この時点でお店の姿勢が感じられ料理に期待が持てました。特に三ツ星ではなく一つ星というところが、向上心というかモチべーションを維持するのによいポジションなのではないか、今が一番美味しい時なのではないか・・・と。

 そして期待以上に美味しい料理の数々、食前酒、前菜から今までにない感動の一品でした。しかし、パスタは普通でした。他にもっとおいしいところはいくらでもあるはず・・・。ですがデザート、コーヒーに至るまで美味しく、さすが一つ星らしいレストランでした。シェフの濱崎氏も最初と最後、途中と3回テーブルまできてくれました。星が今後増えてもこの謙虚な接客は是非続けて頂きたいものです。応援してます。

次回ブログは、三ツ星の「すきやばし次郎」の感想です(ただし支店だけどね)

|

フードインクを観てきました

Photo 先日渋谷で「フードインク」を観てきました。インクは株式会社と訳すのが適当かと・・・。よって食品会社という意味です。意味を知るまでは、大豆インクというのがあるので、食べ物がこんな使われ方をして良いのか?的ナ内容かと思ってましたが、ストレートにアメリカの食品の大量生産を批判した内容でした。

この種の内容を初めてご覧になる方にとって、とても分かり易く面白い内容になっています。オススメです。是非ご覧下さい。ただ2001年に発行された、エリック・シュローサーの「ファストフードが世界を食いつくす」を読まれた方は、あまり代わり映えしない内容に少々落胆するかもしれません。なにせこの映画のプロデューサーの一人だからです(俳優としても登場しています)。

1800円払いますが、食の社会見学としては「安い」と思います。ただしこの作品を観ても肉は食べられます。観たらしばらく肉が食べられなくなるほどえぐい作品は、ヨーロッパを2年間かけて取材したドイツの映画「いのちの食べ方」です。思わず目を背けたくなるような屠殺シーンや肉処理工場の日々の光景のオンパレードです。コレにはマイリマスヨ、。ナレーションなし、BGMなしが反って不気味なんです。DVDで販売されています。社会見学として観るならこの作品が最高傑作と思います。

Photo_2

|

人は食べ物だけでなく「想い」も食べている

つれづれなるままに、今思うことを書いてみますが、それは人は食べ物だけでなく想いからも栄養分を得ていること。。。例えて言うなれば、「行者」と「被災者」の比較した場合、同じ食べないでも「食べない」のと「食べられない」のでは「想い」が違います。精神性を求めて断食行を行う行者や、健康を求めて断食や半断食を行う人は日に日に健康へと向かいます。実際に断食療法や断食道場などもあるくらいです。

反対に被災したり遭難などにより食べ物が途絶えてしまった場合、つまり自分の意思ではない場合は、食べられない事が強烈なストレスとなり、それが衰弱もしくは餓死へと繋がっていきます。さらに「食べないと死んでしまう」という想いが強ければ強いほどイメージした通りになりやすいということです。同じ食べないでも、健康にもなり死にもつながるのです。

カップラーメンが食育的にも栄養学的にも良くないのは周知の事実ですが、これを飢餓寸前の難民キャンプへ贈るとどうなるでしょう。みな大喜びで空腹を満たし活力をもらいます。生命力がないとい思われるものからでも食べる人の状態遺憾では生命力にもなります。人の心が作り出すのです。裏を返せばストレスは生命力を奪います。最高の食材を与えてもその人の嗜好が違えばストレスです。栄養にはなりません。毎日毎日与えれば苦痛により衰弱への道をたどるでしょう。

知識による食育は簡単ですが、健康を考えるならば杓子定規的な考え方ではままなりません。私はこれからの食育活動を考える上において必要なのは食べ物よりも「食べかた」だと思うのです。

そんな事を思っている矢先、「フードインク」なる企業が造る恐い食べ物の映画ができてしまいました。以前の私なら、食べ物の裏側をとくとご覧あれと大宣伝していた事でしょう。でも評判になっている映画なので一応観て来ます。感想をお楽しみに(^^)

|

« 2011年1月 | トップページ | 2011年3月 »