計画停電は、体験できれば大変な勉強
東日本大地震について石原都知事は「天罰」と評し動議を醸し出した。そして、翌日「陳謝」を発表する。今までの日本国全体、ひいては日本人一人一人の行動や振る舞いを反省すべきとの思いからの発言であろうが、それは公共電波を通じて正面きって言うべきではなかった。被災者の心を傷つける配慮のない発言であったが、言わんとしていることはわからないこともない。
今ニュースで、「千葉の小学校6年生の最後の給食が予定ならばいつもより「豪華給食」のはずなのに、給食センターが被災の関係で稼動せず、パン1個と牛乳のみで最後の給食を飾った」と。そこの校長先生はインタビューで「残念ですが仕方ありません。地震の影響で給食センターが休みなので・・・」とコメント。
私は驚きました。教育現場の最高責任者がこの発言では・・・。我が家でもこの震災後、子供が日曜日に外食を望みましたが、この被災した人たちのことを話したら6歳の子供でも我慢をしたし、食後のデザートを欲しがった時も、同じことを話したらデザートが「おにぎり」になった。しかも「海苔をまいた贅沢なおにぎり」であることを強調。2人とも納得して喜んで食べた。本当ならこの小学校6年生は、この給食を通して学ぶことがたくさんあったろうに・・・。他の先生に期待したい。
計画停電だってそう、とても貴重な教育環境になるとおもいます。被災者のご苦労を少しでも理解し、日頃の文明の利器の恩恵にどっぷり使っていることを省みる最高のチャンスを子供と共に体験したいと思います。
| 固定リンク
「いろんな話」カテゴリの記事
- 相馬港から流されてきた船(2011.05.28)
- 津波で時速100キロで流された車(2011.05.25)
- テレビでは分からなかった被災地の現場(2011.05.24)
- 真弓先生の講演会久々に行って来ました(2011.04.12)
- 世界が賞賛する日本人のマナーに疑問(2011.03.27)
最近のコメント