4月の入園・入学の時期になると私のところに多く問い合わせが来るのは、「子供に幼稚園・保育園・小学校で牛乳を飲ませたくないがどうしたら良いでしょう?」と言う内容です。
この質問自体の意味が分からない方の為に説明しますと、国の進める食育は、牛乳はカルシュウム・たんぱく質・脂質がたっぷりの栄養食品であると言っていますが、いわゆる本当の食育を勧める我々は(勝手に我々と言っていますが、小児科の真弓先生や粗食のすすめの幕内秀夫さん・宗教家の岡田茂吉師・その他諸々の食養家の先生たちです)牛乳は日本人の健康には悪い、体質に合わない、アレルギーや虚弱体質の原因になっている、乳糖を分解する消化酵素が無い、カルシュウムは和食と比べると前々少ない・・・など数え上げればキリがありません。
それなのに、なぜ牛乳が学校で出されるのか?それは、戦後のアメリカのパン食を普及させるために日本人に押し付けたからです。もちろんその前に政府が受け入れたに日かなりませんが。その流れで今も来ていますので、学校が給食に牛乳を取り入れると政府より補助金が出るからです。高校に行くとジュースの自動販売機がありますが、飲料メーカーが毎月学校に結構な額の補助金をくれるからです。飲料メーカーがなぜ補助金までだして学校に補助金を上げるのか?それは餌付けと同じです。大人になってからもずっと飲んで欲しいからです。
それともう一つ問題なのは、学校の先生も栄養士も牛乳は健康飲料で体に良いと洗脳されているからです。だからそう簡単には先生は児童の勝手な行動をゆるしてはくれません。
そこで子供がアレルギーで飲めないとか、お腹を壊すとか、理由があればよいのですが、中には医者の診断書を持って来いとか言うんです
話を最初に戻します。私のところに電話をかけてくる人は学校と無駄な戦いをせずにトラブルを起こさずに、かしこくスマートに対処したいと言う理由からです。そこで私の答えは2つ。
一つは、「小児科の真弓定夫医師の指導を受け、昔ながらの子育てを実践しています。」という内容を伝える事。先生たちは医者の指導を受けていると言う事には理解を示します。それでも駄目なら真弓先生は「そこの学校の先生に私のところへ電話をさせなさい」と心強いお言葉・・・。これは直接、真弓先生の患者さんにならなくても真弓先生の本を読んでいればちゃんと面倒を見てくれます。
二つ目は、子供が飲みたがっている場合。「子供が自分だけ飲めないと言うのはかなりのストレスです。精神的にも心の成長にも影響を及ぼします。もう少したって子供が自分の頭で理解できるようになってから止めさせても遅くはないと言っています。この間家では飲ませなければ十分です。」と説明すると、大抵のお母さんはホッとして心が楽になるようです。子供と余計な揉め事が一つなくなるからです。
本当の食育も大切ですが、良い加減にすることも大切です。(^.^)
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