恐るべき食材

外食のリスク

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昔と違って、会社に手作りのお弁当を持っていくお父さんは今や少数派・・・。あたりまえだった愛妻弁当が冷やかされることによって持って行きづらくなっている上、外食も楽しみの一つとして積極的に食べてらっしゃる方も多いことでしょう。私も同じです(笑)。

外食の場合、ファミリーレストランは言うに及ばず、何となく手作り料理を出してくれそうな居酒屋や料理屋を選んで入ったとしても、それなりのリスクはあります。それは、①カット野菜に使う塩素消毒薬による人体に対する影響、②水洗いによるビタミン、ミネラルなどの水溶成分の流出、③細かく切る事による風味低下などが上げられます。

今や料理店の朝の仕込みは、包丁とまな板を使って下準備をするのでなく、配達されたカット野菜の袋を開けてボールにあけて置くぐらいになってしまっているのです。家庭と同じように作っている優良店を探し出すのは本当に至難の業です。

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1個3円!?業務用ミートボール

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前回からの連載記事になります。それにしても前回のオムライスは強烈でしたね。今回は、あのベストセラーの「食品の裏側」の著者で有名な安部司氏が、食品会社を辞めるキッカケになったミートボール(ものすごい添加物を入れて作るらしい)です。

ミートボール(500179)1袋には、ミートボールが60個ぐらい入っているので、1個が何とたったの3円です!しかも鶏ミンチに比べて味付けや球状にする加工を施しているのにもかかわらず、鶏ミンチ(500228)より安いのです!ということは・・・、ミートボールの中身は一体何だ?という事になります。

こんなミートボールを作っていた食品添加物の神様こと安部司氏は、自分のお嬢さんが食べているのを見て「そのミートボールを食べるな!」と言ったそうです。自分の言った言葉にハッと気づき、自分の娘に食べさせられないような物を作るのは止めようと食品会社を退職したといういわくつきのミートボール。この値段を知ったら外食のときミートボールが出てもパスですね。(ちなみにこの値段は小売価格なので、製造業者が利益を上げるには原価は大体12円ぐらい???)

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業務用スーパーは勉強になります

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近所に業務用スーパーが出来たので、思わず「面白そう!」と絶叫し喜び勇んで入りました。店内は飾り気のない殺伐とした雰囲気ですが、陳列されている商品は期待を裏切らないものばかり。

まず感心させられたのは、オムライス!こんなものまで冷凍で個包装されているとは知りませんでした。このオムライスをチンしてケチャップをかけたものがどこかのファーストフード店で出されているのでしょうか・・・。

そしてナポリタン!写真では分かりづらいと思いますが、袋の中にはマッシュルーム、ひき肉、グリンピース、茄子も入っています。1kg入りから一人前用まで、そして種類も様々あります。これもチンしてサッとお皿にのせるだけ。

購入客は見た感じ、やはりプロの料理人なる個人経営的な人が多く、電卓とメモを握って真剣に商品の選別をしていました。しかし、その真剣な視線は、どちらの業務用ポテトサラダが手作りに見えるか、というようにしか見えません。ちなみにその業務用ポテトサラダは白いポテトのなかに赤い人参だけが入っている、よくファミレスのハンバーグの付け合せにする(半円形のやつ)ものと同じです。料理人であるならば、初心にかえってお客さんの喜ぶ顔を見るために、手作りの美味しいものを作っていただきたいと思います。

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サイゼリヤのピザそのものがメラミン入りの中国製だった!!

全国に761店舗をもつ大手の外食チェーン店のサイゼリヤにて、報道によれば15都道府県、542店舗でメラミン混入のピザ、4万8600枚がすでに消費されたとのこと。

そして、中国から輸入した小麦粉にメラミンが入っていたのではなく、冷凍生地に入っていたということでした。

 という事は、サイゼリヤは国内の自社工場で(そんなものは、そもそもないのかも知れないが)小麦粉を練って生地を作っているのではなく、すでに成型された冷凍生地で輸入し、お店でチンして出しているだけだという事が分かりました。

 私も7~8年前に一度だけ家内と入った事があるのですが、味もそこそこなのに随分安いなと、という印象でした。実は中国製だったから安かったのですね。

 厚生労働省はメラミンが4.3ppmならば人体に影響がないと発表していますが、これはアメリカの検査数値であり、日本側が調べたデーターではありません。ただ鵜呑みにしているだけです。三笠フーズの事故米のように、相手が「うちは大丈夫です」と答えれば「なら結構です」と引き上げていく農水省を含め、国は一体われわれに何をしてくれるのか?

一番の解決策は自衛です。手軽に食べられる外食にはリスクがあるということをもう一度再認識する事です。特に全国展開している大手チェーン店は要注意です。今更国産に変えられないくらい中国産でコストパフォーマンスをしていますから、今後も引き続き中国産でしょう。外食する時はやはり個人店主が経営する良心的なお店を選ぶべきですね。

 

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世界中で寿司ブーム!マグロの漁獲量規制の中、なぜ回転寿司のトロは無くならないのか?

先日、寿司が大好きな家内のリクエストで回転寿司に子供たちを連れて行って来ました。しかし、我が家ではマグロは食べません。それは・・・、と言うわけで今日はマグロのお話です。

マグロの種類も色々ありまして、一番高級なのはクロマグロ(別名ホンマグロ)、三ツ星の「すきやばし次郎」なんかで使われるやつです。よくテレビの2時間スペシャルなんかでやってる大間の一本釣りのマグロですね。次に高級なのはミナミマグロ(別名インドマグロ)でココまでが高級マグロと呼ばれます。

一般的に刺身や寿司に使われる普通のマグロの格付けは、メバチマグロ、キハダマグロ、ビンナガマグロ(別名ビンチョウマグロ)の順です。

今まで高級マグロであるクロマグロは世界漁獲量の8割、ミナミマグロは10割が日本で消費されていましたが、今や世界中がマグロの美味しさを知ってしまったが為に、奪い合いにまで発展してしまいました。そのお陰で世界のマグロの漁獲量を管理する5つの団体から日本漁船は締め出されている格好になっております。

さらに燃料費高騰の折からマグロを追いかける費用もないということで、今盛んに行われているのが「マグロの蓄養」です。マグロを小さな稚魚を捕まえてきて、生簀の中で大きく育てるやり方です。餌が安く豊富にあるオーストラリアや地中海沿岸国で盛んに行われています。マグロは生簀の中で孵化させるのが難しい天然魚なのですが、日本はさらなるコストダウンを目指し孵化から行う「養殖マグロ」に成功しています。東洋冷蔵、双日、辻水産、マリンフーズなどが参入しています。

天然ではないこれらのマグロの最大の特徴は「メタボリック」なところで、全身の9割がトロです。全身トロと言っても過言ではありません(ちなみに天然マグロは中トロを入れても3割です)。これがいわゆる「回転寿司」使われている鮪です。

高級寿司店や高級料亭で鮪を頼んでも、高級マグロの8割が「蓄養」です。

少し前まで「風邪を引いたらハマチを喰え」と言われるほど「ハマチ」は養殖の代表であり「抗生物質のかたまり」の代名詞でありましたが、今は「風邪を引いたらマグロを喰え」に変わりそうですね。大変な時代になりました・・・(-_-;)

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日本人が一生で摂取する食品添加物は300キログラム!

日本人であれば一日の食品添加物の摂取量は約10gと言われています。すると1年で3.65kg。日本人の男女を合わせた平均寿命を82歳と設定すると299.3㎏になります。これだけの量を消化吸収するのだから、肝臓だの腎臓だのがおかしくなるのはあたりまえですよね。小児科医の真弓定夫先生は、「腐るものを腐る前に食べてください」と仰っています。つまり腐らないものはそもそも食べ物じゃないと言う事です。腐らない食べ物があったら不思議だな?と思う感性は必要です。腐らないのが便利と思うか、変だと思うかは大きな分岐点です。

話を添加物に戻しますが、アイスクリームを一つとっても厚生労働省が認可している食品添加物は85種類です。粉ミルクでも100種類ぐらいあります。ベビーフードに至っては調べるのが怖いぐらいです。日本人に生まれた以上赤ちゃんの時から添加物に慣らされる生活を強いられるのです。お母さんとしては知らなかったでは片付けられない問題はたくさんあります。

今「毒入り餃子」だとか、「殺人餃子」だとか「メタミドホス」だとかと騒がれていますが、これはお母さんたちが「手作り餃子」を輸入品で賄おうとしたことも原因と思いませんか?中国産は食品添加物がどうのこうのと言うレベルを越えてますよ。どう考えても危険かと思います。手作りはやっぱり家庭で作らなければ。お忙しいとは思いますが、家族が「今日のは美味しい!これどうしたの」と歓声を上げるのを想像してガンバッテ!(^.^)

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中国産ギョーザで食中毒!対応はこれでいいのか!?

テレビ・新聞で一斉に中国産冷凍食品の怖さを報道していますが、これは氷山の一角です。だから今までよく大騒ぎにならなかったのかと不思議に思います。中国の農業の実体を実際に映像で見るとどんなに農薬に関して、その危険性に無知なのか分かります。まず農薬を撒く農民が夏場など、半そで半ズボン、そして素手で農薬をかぶりながら撒いています。中には裸足の人もいました。中国では毒物指定の禁止農薬もすぐに手に入ります。畑の脇を流れる小川の色が毒々しい紫色の映像もありました。餃子の具のキャベツや白菜は同じように他の冷凍食品にも使われているのですから、日本政府は中国産の冷凍食品や生鮮野菜・加工品に至るまでの全ての食品に警告を出すべきなのです。

冷凍餃子を食べた5歳の子供が重体なんですよ!JTフーズや味の素食品だけの報道ではダメです。日本全体で中国産をボイコットするようにしないとダメです。でも食料自給率39,9%の日本にそこまで言える資格があるのかと言われると下を向くしかありませんが・・・。

私は無農薬野菜とお米を提携農家から買っていますが、今年からは近所の農家から畑を借りて、家庭菜園に頑張って日本の食料自給率アップに貢献したいと思います。ちなみに今仲間を募集しておりましたが、あっという間に20世帯の家族が応募して来ました。3月になったら始めるので、その時は皆さんも思わず家庭菜園をやりたくなるようなブログにしますので、楽しみにしていて下さい。家庭菜園をすでにやっている方がいらっしゃいましたら、情報交換しましょう!(^.^)

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合成着色料を使わない代わりに、虫を使っています

最近コンビニ商品をはじめ、所々でパッケージに「合成着色料・合成保存料は一切使用しておりません」という表示がありますが、喜んで買ってよい物だろうか?(今回は着色料の方の話になりますが)合成着色料は確かに使ってないけど、天然系の着色料は使っています。例えば天然系の赤の着色料で世界で最も需要の高いのはコチニールと言って、中南米に自生するサボテンに寄生したエンジムシが原料です。エンジ虫を乾燥させて赤色部分を取り出した物で、主に肉の赤色とか、かまぼこの赤、ネギトロの赤など多岐にわたっています。いくら健康ブームや食育ブームと言えども虫はちょっとね・・・。食品偽装で吉兆や赤福、博多っ子本舗などが新聞・ニュースなどで報じられていますが、この着色料も立派な偽装問題としてクローズアップして欲しいですよ。だってコチニールと確かに表示されているけど、これで赤色を出しているとは誰も気づかないもの!

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吉兆や赤福だけが偽装しているわけではありません

食品偽装と言えば不二家に始まり、ミートホープ・赤福・比内鶏・船場吉兆・・・、そして今日は、明太子の博多っ子本舗に表示偽装だとさ・・・。おそらくこれだけ食品業界が騒がれ、連日のニュース報道をされても、大半の偽装している食品会社は「うちはあいつらのようなヘマはせーへん」と決め込んでいるでしょう。そして発覚すれば必ず言う事は、「現場が勝手にやった」です。そして後日、捜査当局によって会社ぐるみであったということが発表され、社長のお詫び記者会見となるのです。会社側からすれば、ばれるはずの無い偽装がどうして発覚するのでしょう?それは、良心の呵責にせめられた従業員の内部告発だからです。こればっかりは防ぎようが無いでしょう。そして、これからどんどん連鎖反応のように自分の会社の内部告発が出てくるはずです。

でもコンビニのおにぎりのご飯が硬くならないとか、サラダの野菜の切り口が赤く酸化しないとか、そういうのも偽装だと思いませんか?だって刺身のパックに植物油脂と書いてあっても、何のために使われてるのか書いてないし。「刺身が乾かないように」ともしかいてあればいいのですが。サラダにも「樹脂でコーティングしているので切り口は空気に触れていません」とか書いてあれば、私は許してあげたいと思います。(何をえらそうに言ってんだ(^_^.)

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超高級料亭の吉兆グループの醤油はキッコー○ン

吉兆と言えば、普通の人では敷居が高すぎてなかなか入る事は出来ませんよね(少なくとも私は)。老舗の風格と言うか格調の高さ、そして、日本の食文化を海外にも発信するアンテナショップとして、やはり日本を代表する料亭といっても過言ではないでしょう。ただし船場吉兆の偽装事件までは・・・。第一そこで出された肉は但馬牛でなく庶民の食べてる並肉ときているのですからもう信用はゼロです。本店の京都の嵐山店も疑われる事になるでしょう。ちなみに、ホームページによると、本店の吉兆のオススめの昼食のお値段は36,750円でした。どうですこの強気の値段!なにが入るとその値段になるのか?カニか、大間のトロか関鯖か?お昼からそんなに食べられないだろうけど、その値段はやはり吉兆と言う名前の値段だろうね。値段どおりのものが出されているのは実際には疑わしいものです。私はもう二度と入りません(一度も入った事は無いけど(笑))この事件で思い出したけど、私の友人が吉兆だからよほど良い醤油か何か使っているのだろうと思って、店員の人にどんな醤油を使っているか聞いたところ、あっさりと「キッコー○ンです」と返事が返ってきたらしいです。キッコー○ンといったら食育に取り組んでいる事を営業トークにしているけど、実際に売っているのは食品添加物だらけのまがい物商品のくせによく言うよ、と言う感じです。醤油は普通二夏(2年)を過ぎないと出来ないのに3ヶ月で作るんだもんな・・・。吉兆の話にもどすけど、我が家でも国内産の無農薬、無化学肥料の大豆・小麦を原料とした醤油を使っているのに(もちろん2年もの)、高級料亭の吉兆は一斗缶の業務用の醤油を使っているので、どこにこだわりがあるのか見つかりません。

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