日本の農業が崩壊する!

TPP参加で日本沈没!!

TPP参加で関税が全廃されれば(現在の日本の農産物の平均関税率は12%)、沖縄のサトウキビは全滅、パイナップルは80%、国産牛肉は75%が減産になる。さらに米は90%、小麦99%、小豆71%、豚肉70%、乳製品56%減産になると農水省は試算した。そして食料自給率は40%から「14%」にまで落ち込むという!!!

 これを知りながら、TPP参加を議論させている菅内閣は狂っていると思います。尖閣問題なんか解決出来るはずがない。民主党にはもうガックリ。

 国民が賢くならないともう日本は沈没します。求む平成の坂本竜馬!

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日本の農業就業人口、5年間で22.4%減少!!

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今月、農水省の調査により、農業人口が5年前の前回調査より75万人減り260万人になったことが分かった。しかも、減少率は22.4%ととなり過去最大の下げ幅ともなった。戦後、農業を支えてきた昭和一ケタ生まれの世代が、高齢になり農業現場から離れ始めたのが最大の原因のよう・・・。と同時に、農家の次世代育成がまったく出来ていないということも大きな要因であることはいなめない。

5年で75万人ということは、毎年15万人の農民が減るということで、それは毎月1万人以上の農民が減るということでもある。そして、それは耕作放棄地が増えるということになり、美しい農村風景が消えていくということでもある。いやそれどころか、食料自給率は減り続け、食糧輸入国として外交上、完全に首根っこを押さえられるという常に弱い立場にあるということ。そんでもって、世界的な食糧不足になれば輸入食料に残留農薬がどれだけ検出されようとも、突っ返す事も出来なくなり、高い金を払ってでもありがたくちょうだいするしかなく、かくして日本国民の体は蝕まれ、世界中から介護を受けなければ生きていけなくなる、一億総介護の時代に突入するという恐ろしいことにもなりかねません。あくまでも仮説ですがそれは最後の部分だけ、ほとんど現在進行中なのです。

しかし、それがわかっていても自分の子供に農民になってくれとは言えません。いえない国だから農業が滅んでしまうのです。その点を考えれば、日本の総理は、菅さんより小沢さんの方が農業政策上は良かったのに残念です。

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ミツバチどころか、ツバメやすずめもいなくなったそうです

昨日、衆議院会館でネオニコチノイド系農薬の販売中止を求める勉強会へ行って来ました。狭い会議室(参加者60~70人ぐらい)で90分の時間で、日本在来種みつばちの会会長、藤原誠太氏、小児科の青山美子先生、麻酔科医師の平久美子先生などの近況報告を聞きました。この農薬が日本中で撒かれる事による人間・動物の健康被害は甚大で、一刻も早く欧米諸国にならって中止に持っていかなくてはならないというものでした。

青山先生の患者の診察結果では、神経性のあらゆる患者に国産の果物とお茶を止めさせたらみんな回復したという報告がありました。日本の果物の残留農薬の基準値はEUと比べて100~500倍も高いそうです。

それでミツバチのことですが、ミツバチの大量死が世界的な事件となりニュースや新聞などの報道で知らされていますが、じつは長崎の生産者である久志富士男氏からツバメとすずめが農村地帯からいなくなったという報告がありました。ツバメやすずめで生計を立てている人はおそらくいないであろうコトから、ニュースには今のところなっていませんが(気づいていない?)そのうち害虫(人間の都合で害虫と言ってごめんなさい)を食べてくれる鳥がいなくなったと大騒ぎされる時が来るかもしれません。

(ネオニコチノイド系農薬は神経毒性が強く、水溶性なので根が吸収したら作物にまわり洗っても落ちません。また粒子が細かいため空中散布後も大気中に浮遊し数キロ四方に拡散するため大きな被害をもたらします。この農薬は農林水産省の推奨農薬で国内の半分以上のシェアになっています)

この小さな勉強会には国会議員も5~6人参加していました(国会議員の先生も立ち席だったのに私は椅子に深々と偉そうに座ってしまいました。この時とばかりに!!)。社民党の福島瑞穂大臣も発言するなど、この勉強会は大盛況でした。

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GMトウモロコシの作付け85%!

アメリカ農務省の報告によれば、今年のアメリカでの遺伝子組み換えトウモロコシの作付け面積が85%を超えました。大豆も91%とほぼ前年並みの高水準!日本はアメリカから大量のトウモロコシ・大豆を輸入しており、非GMを輸入するのはますます困難になりそうです。2000年には25%の作付けだったトウモロコシが今や85%。安全性が十分に検討されないまま、このGM作物が世界にひろまったら一体どうなる事やら・・・。

日本では今のところGM作物の栽培は禁止されていますが、世界一の輸入国なので、世界一のGM支援国ということになってしまいますね。大豆ぐらい自国で作りたいと思いませんか?(分かっていると思いますが、黄緑色の枝豆を収穫せず畑で枯らしたら、あのまん丸のクリーム色の大豆になります。)

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悪魔の農薬ネオニコチノイドで減農薬栽培が急増

今世界中でミツバチの大量死が大問題となっています。もちろんニュースなどでご存知と思いますが、犯人はネオニコチノイド系農薬です。日本では稲作のカメムシ防除や野菜・果樹など幅広く使いますが、稲作農家は8月初旬にいっせいに水田に撒くので、ミツバチが大量死するのもこの時期です。世界の主要農産物の3分の1はミツバチを使って受粉させてますので今後世界的な食料難になることが予想されます。

急に世界中でミツバチが死ぬようになったのは、このニコチンの化学式をもとに化学合成して作った新農薬が余りにも強烈な効き目を持つからです。ヨーロッパではEU全体で禁止農薬にする方向で勧めています。それほど人体に悪影響を及ぼすからなのです。なのに!日本では農協が推奨農薬に格上げしてしまいました。あまりに効くので(猛毒なので)ミツバチも死ぬわけですが、人間もジワジワ死ぬわけです。野菜にもかなり浸透性があるので、虫も今までのように着きません。お陰で農家は今までの農薬の使用回数を半分に減らす事が出来ました。と言う事は、減農薬栽培(特別栽培)になるということです。毒性がアップしたのに減農薬と認められ付加価値が付くのです。

自然食品のお店で「化学合成農薬5割減・化学合成肥料5割減」と表示されていても、現在人気ナンバー1のネオニコチノイド系農薬が使用されている可能性があるので、これからは「無農薬」とか「無化学肥料」にこだわった方がよろしいかと思います。

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泥棒対策をまったくしていない、ある農家の話

農家が丹精を込めて作った物を収穫直前に泥棒をする連中はやはり農家だろう。ニュースで盗まれたという被害はよく報じられるが、捕まったというニュースは流れてこない。おそらく捕まらないからだろう。

この泥棒たちは作物の成長過程で盗むのではなく、収穫直前のぎりぎりのところで掻っ攫っていく。カラスと同じである。作物の目利きであるのと、農家の人が絶対に来ないタイミングをよく熟知しているという事は、自分も農家なんだろうと思う。

さらに農家は自分の家の前が農地であるだけでなく、意外と遠くにも農地を借りている。盗む方はその辺のことも良く知っているかのように、あまりにも大胆に堂々と盗んでいく。夜にライトを照らしながらコソコソすると怪しまれるので、昼間にトラックを横付けしてさも自分の作物の収穫のような装いでみんな盗っていくのだろう。だから絶対に農家にしか出来ないし、状況をよく把握した近隣の人ではないかと思う。

日本では農家の暮らしを保障する制度は無く(ヨーロッパには最低年収を保障している国が多い)、ぎりぎりの収入でやっているのに、その年の収入がなくなるというのは翌年農業を続けるか否かの大きな問題だろうと思う。

先日、埼玉県有機農業会の副会長(桶川市の中村さん)が、9人もの研修生を雇用して大面積で農業をされているので、泥棒対策は何かしているか尋ねたところ、答えは「まったくしていない、する必要もない」という事でした。自信たっぷりに言われるので詳しく聞いてみると、「自分が正しいことをしていれば神様が絶対に守ってくれる、儲けの事ばかり考えてはいけない、消費者の健康やおサイフのことも考えられないようではダメだ」という事でした。以前に10万円が入った財布をなくした事があったそうで、その時は自分の「想い」がとても悪く、それを反省(稼ぎに走った)するためにそうなった、と受け止めたそうです。また研修生が農業機械の扱いが悪く、壊してしまった時も自分が反省するそうです。

そして、農業倉庫にも収穫物や資材やコンバインなどたくさんあるのですが、鍵を開けたり締めたり面倒なので絶対に鍵をかけないそうです。しかも自宅にも・・・。「そんな物騒な」と私が言うと、「正しい事を思い、正しい行いをしていれば神様が守ってくれる。盗られたらまた反省するだけだ」とアサッリと言ってのけられてしまいました。

前回のこのブログの記事の「おむすびとおにぎりの違い」でも神様が出てきましたが、やはりスピリチュアルな精神性を求めるということは目に見えないそこに行き着くのでしょうね。とても胸がスカッとするようなお話でした。(^.^)

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地球温暖化で本物の醤油作りが出来なくなる!みんなキッコーマンになってしまう!

今まで購入していた醤油屋さんが、「お宅の好みの醤油はもう出来なくなった」と言うので、その訳を聞いてみると冬が暖かすぎて良い麹が出来ないとのこと。好みの醤油の味は麹の力で大豆と小麦がゆっくりと醗酵と熟成を繰り返し二夏を過ぎると、香りの高い、とろりとした甘味のある美味しい醤油が出来るのです。仕込みは寒仕込みと言って冬です(味噌も同じです)。

つまり醤油とは、お醤油屋さんが大豆と小麦と塩と麹だけを使って作るであり、日本の四季が重要なのです。ただし、キッコーマン醤油を使っている人はなんら心配はいりません。季節に関係なく工場でバンバン作るのですからご安心を・・・(ですが化学調味料と添加物だらけですぞ)。

醤油屋さんが、「今までと似たような味を出す方法があります」と言うので聞いてみると、他の大手メーカーがやるように「増粘多糖類」や「みりん風調味料」を入れるとコクと甘味のある醤油が出来るとの事でした。

最近のゲリラ豪雨でも分かるように、地球はかなり怒っています。農地まで濁流で流されています。このまま地球をいじめているとしっぺ返しがますますひどくなります。おかしなものばかり食べていると体からもしっぺ返しがきます。本物の食材も手に入らなくなる時が近づいています。みんなで、というよりも1人ひとりが地球に優しい生活を心掛けましょう。

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なんと中国のお陰で日本に有機農業のブームが巻き起こるか!?

日本の一般的な野菜には合成化学肥料が入っていますが、その原料になるものは、リン・窒素・カリウムが主なるものです。そして、リン鉱石に限って言えば、日本は全使用量を海外輸入に頼っており、その多くを中国に依存しているのです。

 そして、その最大の輸出国である中国が自国の13億人を養う事を第一優先にした事で実質的な禁輸措置に踏み切ったとのこと。(リン鉱石の大産地であるアメリカもすでに輸出を禁止している)

 これにより国際的にリン鉱石の品薄状態で価格がうなぎのぼりに高騰している様子。その影響で国内の農業用の化学肥料が生産できなくなりつつあります。有機農業や自然農法を知らない多くの慣行農家(普通の農家)の方たちは、おそらく農業を辞めてしまうでしょう。そして、根気よく自然堆肥を作り少しでも安全な有機農業に挑戦してみようという人しか残らないと思います。

 でもピンチはチャンスです! カリブ海に浮かぶキューバという島国があるじゃないですか。あそこはソ連の援助を受けながら共産国を堅持してきましたが、ソ連崩壊後化学肥料の輸入がまったくなくなってしまいました。そこで追い詰められたカストロ政権が打ち出したのが有機農業です。国策として一般市民も総力上げて取り組んだお陰で、何と!国内農業の80%が有機農業になったのです!これは奇跡といってもいいでしょう。オーガニック先進国のEU諸国ですら5%平均に届かないのですから・・・。

キューバ危機で有名なあの軍事国家が今やオーガニック大国になったのですから、日本も是非キューバを見習ってオーガニック大国になれるように祈るばかりです。

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知らなかった、女王蜂が輸入されているなんて!

日本の農業はつくづく脆弱だと思う。中国からの輸入が制限された事によって、椎茸栽培の原木が輸入できないから椎茸が国内で作れないとか、花粉の輸入がなくなったからと言って国内で果物の生産が出来ないとか、なんとも情けない話です。

 さらに驚いた事に、蜂蜜を作るのにミツバチの養蜂をするのですが、その時ミツバチの群れに必要なのは産卵の役割を担当する女王蜂です。そして、この女王蜂が輸入品だったのです。しかも9割がオーストラリア産で遠路はるばる南半球からやってくるわけです。

 なぜ国内で育てられないのか?なぜオーストラリアから輸入するのか?深く追求する気も起こりませんが、どうも日本の農業はおかしなことになっていると思います。自分たちが食べているものがどういう過程を経て作られているか知るべきだと思い、今までその事実を食育活動のエネルギーにしていました。しかし、最近は「知るのが怖い!」と言う感じです。皆さんはどう思いますか?日本の農業。

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国内産の次はぜひ有機農産物へ

中国製冷凍ギョーザ中毒事件をきっかけに、食の安全を求める良いきっかけになりました。そのお陰で日本の農業が少し弾みがつき、急に忙しくなった農家の方もいらっしゃいます。生椎茸など中国産から国内産へシフトした物の、国内産椎茸を作る原木さえも中国産だったために輸入できず、せっかくの儲け話もフイにしているとか。また、ある農家では花粉も中国産だったため植物の生産増には繋がらないとか。

 ここまで中国産に頼っていたとは、お釈迦様でもわからなかったのではありませんか?でもせっかく国内産に眼が向いたのをきっかけに、ぜひ今度はもう一歩踏み込んで有機農産物へ足を踏み入れて欲しいと思います。大体有機農産物は加工品とともに専門店をかまえている所が多いですが、大手デパートの地下食品売り場にも最近はあります。私の知るところでは、西武百貨店が「こだわり市場」、東武百貨店が「正直村」が入っており(少なくとも池袋や所沢では)、何処のお店も商品数は500アイテムぐらいあるのではないでしょうか?
 現在日本の有機農産物の流通割合は0.16%です。EU諸国は比較的高く5%~10%あります。キューバは何と断トツの80%です。日本の0.16%とは、みかんだったら1000個に1個か2個が有機で他は化学肥料化や農薬・除草剤などにまみれている事になります。国産ムードの高まる中、水をさすようですが日本は世界一面積当たり農薬を散布する国です。(中国は日本では禁止されている毒性の強い農薬を使用)よって実は国内産でも安心できません。どうか皆さん!今度は有機農業を応援しては下さらんか!<m(__)m>

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