正しい食育

あいかわらず旬を無視したピント外れな「国民健康・栄養調査」に一言

日本政府は「21世紀の国民健康作り運動」で必死に「野菜や果実をもっと食べよう!」と訴えている。しかし、生産者団体の懸命なアピールにもかかわらず国民の摂取量は一向に伸びない。それもそのはず、大体目標値をグラム数で表すのもおかしい。「働き盛りの20代~40代が100g少ない」というが、その100gを意識して生活しろと言うのか?

そして、野菜一皿が70gだからもう1皿増やそう推進するが、「今は端境期だから野菜が食べられなくても仕方がない」という考え方はない。残留農薬がいつも多くて問題になっている中国野菜がスーパーにはたくさん並んでいるが、それでもいいから食え!というのか?日本は冷凍加工野菜(カット野菜)の輸入が多いがそれもありなのか?

国民は決してバカではない。政府の思惑あっての誘導にはもうなびかないのだ。政府の食事指導に基づいて栄養士の薦める献立のお陰で日本は世界一のガン大国になりました。旬を無視してがんばって食べてもビタミンもミネラルはとても少ないです。経済的なメリットはあっても健康上のメリットはありません。日本人の健康のためもう少しまともなことを打ち出して下さい! (>_<) (はースッキリした)

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アイスクリームを食べて元気に!!!

「自然療法」で有名なあの東城百合子さんの本に(自然療法とは別の本です)、ある主婦の体験談が掲載されていました。それは子供の時から良い子を演じ、結婚してからも良い主婦、良い料理、つまり玄米菜食を実践してきた方の体験です。子供の頃、親を困らせているワンパクな弟がいつもかわいがられていた。そして、自分も親に気に入られようとズット良い子を演じてきた。その流れで結婚後も続き、玄米菜食に行き着く。家族にその料理が受け入れられたかどうかは定かではないが、彼女の体は痩せて、心もガチガチに固まって疲れきっている頃、東城さんにお会いできて「良い子を終わりにして悪い子になっても良い」と慰められる。

ある晩、アイスクリームが無性に食べたくなる。しかし、玄米菜食やマクロビオティックの世界では基本的にはご法度(必ずではないが・・・)。彼女は「私は悪い子なんだからアイスクリームを食べよう」ということで買ってきて食べると、ものすごく美味しく体の底から元気が湧き出てくるような感覚が起こり、その夜久しぶりにぐっすり眠れ爽快な朝を迎える。そして、彼女の中で何かが変り見る見る元気になったという体験談。

この体験談は、「食べ物より食べ方が大切」という好事例だと思います。アイスクリームが体に悪いと思って食べれば「毒」にもなるし、良いと思って食べれば「薬」になるといことです。いま自分自身「食育」を実践する中、大きなターニングポイントを迎えていますが、それを手助けする良い事例に出会いました。感謝です。合掌。

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日本人が肉を食べるとオナラが臭くなるワケ

日本人の腸は長く、欧米人の腸が短いのはご存知ですね。ではなぜそのような違いが出来たのでしょうか?それは、日本人は昔からイモ類・山菜・きのこ・海草など食物繊維が多く栄養の薄いものを食べて来たので、腸が長くないと食べ物を消化できないし栄養も吸収できない。それに比べ欧米人は動物性の肉や乳製品などを多食するので栄養過多となり腸は短くても十分いけるわけです。

では腸が長い日本人が動物性の肉類を多食するとどうなるか・・・?最も心配なのは直腸がんや大腸がんです。肉は腐敗しやすく、日本人の長い腸の中で腐ります、腸の中で発生した肉毒が癌の発生に繋がるからです。それに引き換え欧米人は、腸が短いので肉が腐る前に体外へ排出(排便)する事が出来ます。

輸送が発達したお陰で今や世界中の食べ物が手に入ります。しかし、食料自給率を40%にまで下げてまで世界中の食べ物を買いあさって、その上病気になっているのは日本だけです。賢い先進国はそんな事は致しません。自国の食料自給率を上げる、もしくは維持回復に懸命な努力を払っております。

肉が腸の中で腐っているかどうか分かる方法が一つあります。それはおならの臭いです。菜食が続いた日のオナラは、オナラをしても周囲の人にほとんど気づかれないでしょう。しかし、焼肉やハンバーガーなど常日頃から肉食している人のオナラは相当臭いはずです。人から離れてオナラをしなければなりません。また肉食の人は便秘し易いです。肉の脂が腸壁をベトベトさせて便がするりと出ないからです。よって腸の中は臭いが凝縮されています。臭いオナラでお悩みの人、食習慣の改善で一気に解決です。

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政府主導では正しい食育は出来ません

食事バランスガイド(栄養素をコマの絵にしたもの)と称して厚生労働省と農林水産省が組んで、国民にバランス良く栄養を摂取させようとしていますが日本人にとって大変迷惑な事です。日本人は春夏秋冬、四季折々、自然からの恵である旬の食材を頂く事によって健康を維持してきました。それが戦後、農業を軽んじ食料自給率を40%にまで落とした結果、国内の旬の食材を食べろと言えなくなってしまい、結果的に60%を海外から輸入しています。そうなると旬のものにこだわれなくなるので、海外の食材を栄養素という切り口で分析して無理やり納得させようとしたが「栄養学」です。ご存知のように、ご飯は炭水化物=パンやパスタも炭水化物、豆腐・油揚げなどの大豆食品はたんぱく質=肉というように世界食を推進したのが栄養学です。それは給食という形でこどもの頃から教育されているので、母親になっても考えることなく、日本人の子供に欧米食や中華を食べさせています。食料自給率が低いのでそうなってくれないと政府は困るのです。

政府の食育は、今まで散々30品目にこだわっていましたが、最近は正しい食育活動の広がりによって自粛してきました。しかし、日本人に世界中の食べ物を摂るように推進して、病気にしようとする政策は、変える気が無いようです。

 少し視点を変えて説明すると、アフリカの一部の国が短命なのは乳児の死亡率が高い(でも自然界の中では普通)からだし、伝染病や不時の不幸もあるでしょう。だから短命と言う計算になるだけで生きている間は皆健康です。日本人は医療のおかげで長く生きられ手いる部分が大きいです。それだから日本中が生活習慣病に苦しむ世界一の癌大国(国民の3分の1がガンで亡くなる)なのだけれど平均寿命は長いということになっています。

 健康長寿が良しとされ、これがもし調査されれば日本はかなり低いでしょう。小児科医の真弓定夫先生が「超寿の条件」という本を書いていますが良い本です(NECメディアプロダクツ 1,456円+税)。

 話を元に戻しますが、世界中が食べ物を地産地消し、旬のものを食べるのが基本なのに(スローフード運動)それを高度経済成長期の貿易摩擦の緩和政策の為に、アメリカの小麦(パン)や牛肉やオレンジを低い税率で輸入することになってしまったのです。つまりガンなどの生活習慣病は本当は国策病なのです。普天間基地の移設と同じように大きな課題です。

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意外とうける卵の黄身の着色の話

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食育講座では、主にがんにならない食事と生活の仕方をお話しています。難しい話はしているつもりは無いのですが、たまに息抜きのつもりで誰もが知っていそうな卵の着色を取り上げたビデオでお見せすると主婦たちはかなり驚いた反応をします。私も「こんなこと知らなかったの?」と驚きます。ちなみにこの2種類の卵はどちらも着色しています。庭に放し飼いの自然卵の黄身の色は黄色というよりどちらかというとレモン色に近い色をしています。色も10種類以上の着色見本の中から、購入者が好みの色を選ぶと鶏卵業者はその色になるように、鶏の餌を調合するという仕組みです。知らぬが仏だった?(^_^.)

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20代の女性にも増えた乳がん!肉の食べすぎにご用心!

先日、新聞に20代の若い女性の間で、乳がんに悩む人たちのブログなどが人気を呼んでいるという記事がありました。そこには、深刻な現代の日本人女性の健康状態が記されていました。読んでいて気になったのは、若くして乳癌になった女性たちは、乳がんが突然の不幸として捉えられており、いかに力強く生きていくか、どのような治療方法がベストなのかが論議され、なぜなってしまったのか?という原因究明に関しては論じられていませんでした。記事としての取り上げ方が悪いのか分かりませんが、予防方法に関しては触れていないのは広告料を払ってくれるスポンサーを減らしてしまうかもしれないからでしょうか?

乳がんは戦後と比較して40倍に増えました。では食べ物でその位の割合で増えたものは何かと言うと「肉と乳製品」です。肉のどこが悪いかと言うと、中に含まれている女性ホルモンです(牛乳もです)。この女性ホルモンは肉を柔らかくジューシーにするもので、これが入っていないと硬い肉と消費者に敬遠されてしまいます。芸能人がグルメ番組で、肉をほう張りながら「やわらか~い!」「しかも安~い!」と喜ぶのはみなこの類の肉で、日本では女性ホルモンの使用量に差がありはするものの、多かれ少なかれみな入っています。マクドナルドやケンタッキーで食事をする人の場合はさらに乳がんにかかる確率は高まりますので用心してください(男性の場合は前立腺がんとなり戦後と比較すると100倍に増えています)。

乳がんは、母親とご自分の食習慣に原因があるので、家庭で話し合えば完全に予防できます。

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「食卓のむこう側」の西日本新聞社が「価格の向こう側」を連載開始

この「価格の向こう側」では、日本人の主食のご飯1杯の価格29円(5kg2000円のお米で設定)と菓子など嗜好品と価格を比べています。つまりご飯1杯分と同じ価格のものは、ポッキーなら6本分、カップヌードルなら5分の1、缶コーヒーなら4分の1ということです。

農家は汗水たらして米作りをしているのに対して、工場で製造される菓子類のほうが高ければ、農家の苦労は報われません。政府もこんな産業構造を作り上げた責任を感じて欲しいと思います。

消費者も食に対する認識と価値観を変えなければ、命の糧である食事を軽く見ていること、日々のおやつに意外とお金を掛けている事に気づきません。

お金が無くてカップラーメンを食べている人が、ご飯を炊けば5杯も食べられる事を知っているのでしょうか?それとも知っているけれど、時間がかかり面倒なのか?あるいはカップラーメンの味が好きなのでこっちの方は良いのか?・・・。どれも正解のような気がするところが何か心を暗くしてしまいます。

頑張ってください、西日本新聞社さん。応援します!(^^)

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毎日の食事の献立は誰に合わせますか?

皆さんのご家庭では誰が食事の献立を決め、誰に合わせていますか?それとも家族の嗜好ではなく健康を考えた季節の献立でしょうか?

JA全中が入園を控えた子供を持つ母親600人に聞いたアンケートで、大変困った実態になっていることが分かりました。それは、子供の朝食で気を付けていることは、「子供の好きなものを作る」が48%と最多。朝食の主食を選ぶ基準も「子供の好み」との回答が65%と最も多かった。そして、子供の希望により50%が朝はパンで、48%がご飯となり比率は逆転しました。食事の欧米化路線は一向に歯止めがかかりません。

これでは子供の健康に気を使った意識の高いPTAが米飯給食の回数を増やす運動をいくらしても、一番大切な家庭での食事が「子供の好み」では浮かばれません。まさかパンと一緒にお惣菜や味噌汁を食べないでしょう。パン食の人は、朝から肉・卵・乳製品という高カロリー食に偏し、子供のメタボや糖尿病が増加しています。

子供に限らず大人も「好み」が優先されてしまっては困ります。またご飯を食べたいのだけど、「手間がかかる」からと敬遠する人も最近の人には多いようです(57%)。自分の命を支える大切な食事に手間をかけずに、一体何に時間を掛けようとしているのでしょうか?社会も悪いかも知れません。しかし、他人のせいにしていては健康にはなれません。健全な精神は健全な肉体に宿るので、今のイジメの多い社会や学校は不健康な人は多いということになります。食事を作る人は、時間を短縮する考えを捨てて家族の健康と幸せを築き上げる一番重要な時間だと言う事を認識していただきたいと思います。1人ではとても出来ません。家族全員の共通認識が必要です。と言うわけで早速、食事の家族会議を開いてみてはどうでしょう?(^^)

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4ヶ月間、肉なし、卵なし、乳製品なしの人体実験(?)の報告(その3)

すでに報告しました事は、1、肉を食べない分、野菜のおかずが増えたので、お腹の脂肪がかなり減ってきたこと。で、余りスリムになると貧相になるので、腕立て・腹筋をはじめることにしました。私はオバマ大統領と同年代なので、彼のように割れた腹筋にチェンジしてみようとたくらんでいます(ハッキリ言って自信はありません)

2、トイレの回数が減る(前回記事をご覧下さい)

そして3つ目の変化は、以前より「怒らなくなった」ことです。これはよく動物に例えて説明されていますね。ライオンのように肉食動物は獰猛であるのに対し、草食動物は穏やかな性格で群れを成して行動します。また小児科の真弓定夫先生が言われるには、肉食の子供は乱暴で協調性に欠け、野菜を沢山食べる子は性格が穏やかでみんなと仲良く遊べると(草食動物と同じように集団生活ができる)・・・。とにかく野菜嫌いな子は昔から言われているように情緒が不安定の様です。

ですから菜食になった私も(魚は食べていますが)、以前なら頭に来るような事にも怒らなくなったので助かっています。そういうわけで、怒りっぽくてお悩みの方はお肉を控えてみてはいかがでしょう?損気と言いますからね(^^)

もちろん旦那にも効きますから、少しずつ肉から魚へシフトすると良いでしょう。

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肉なし、卵なし、乳製品なしの人体実験(?)を始めて4ヶ月目です(報告2)

前回の記事のつづき)

もう1つの大きな効果は、トイレの回数が減りました。

いわゆる頻尿傾向があり、トイレが近いのが悩みでした。7~8年前からオーリングテストをしてもらうと決まって前立腺が悪いと言われていました。しかし、悪いと言われても痛くならない所なので、あまり気にせず時がたちました。やがて夜、トイレに1~2回も行くようになり、これは本気で治さなくてはいけないと決心。この食生活の実験は前立腺治療も大きな目的でした。

 男性の場合、トイレが近くなったという事は、膀胱の脇にある前立腺が肥大し膀胱の容積を狭くしてしまっていることが原因です。CMで大々的に宣伝している医薬品は、薬を使う化学療法であり根本治療ではありません。根本治療とは、肥大した前立腺を小さくすることです。しかし、医者にはノウハウはありません。しかし、動物性食品をやめて自然食を心掛ければ治るのです。

 私の場合、2ヶ月目でトイレの回数が0~1回に減りました。減ったという事は、前立腺が小さくなって、尿を多く貯められるようになったということです。医者に行ってややこしい検査をする必要もありません。

 この食事療法は、このブログで度々紹介している、いわゆる伊藤慶二先生の「確実に病気をしない生活の仕方」の中にあるもので、全ての癌治療に有効です。婦人病の子宮筋腫や子宮内膜症にも効果的面です。(つづく)

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