相馬港から流されてきた船
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宮城県名取市の仙台空港付近の国道を走行している最中、津波に車ごと流されてしまった友人に話を聞くと流されている時の時速は大体100キロ近くの猛スピードで、映画によくあるカーチェイスさながらだったと言っています。友人は同じように流されている家にぶつかって止まった時に、車から脱出してその家によじ登り、そしてその家が沈みそうになるとまた違うものに飛び移り、そうやって一命を取り留めました。
最初話を聞いたときに、時速100キロは少しオーバーだな、でもそれぐらいの恐怖だったんだろうなと思っていました。
ところが、実際に被災地に行って見ると、確かに100キロのスピードで突っ込んだような、高速道路の事故現場のような大破した車がゴロゴロと転がっていました。現実を目の当たりにし、言葉もなくただシャッターを切りました。
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先日、宮城県の被災地へ行って来ました。これは亘理町の光景です。友人に案内してもらいました。2ヶ月たった今も田んぼの上はこの様な状態です。道路上の瓦礫は撤去されていますが、津波にやられた田畑は塩害のため3~5年は耕作できないはずなのでズット後回しです。転がっている車も家もたんぼの中にあります。工場も流れていました。
一番驚いたのは臭いです。あたり一面ものすごい腐敗臭で、原因は遺体も多く上がった場所ですが、他に魚、牛、ブタも流れてきており皆腐っていました。5月でこれですので、梅雨が来て夏が来たらどうなるのでしょう。臭いどころかいろんな病気が流行する恐れがあると思います。被災地に優先順位なし。とにかく一刻も早く救済を望みます。
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皆様申し訳ありません。この記事が今月の初投稿とは・・・。少しばかりですが反省をしております。さてさて今月の10日、真弓定夫先生の講演会に行って来ました。これは私の自然食品店を経営している知人が主催したのですが、東日本大地震後、放射能汚染を嫌ってイベントには人が集まらなくなっておるそうで、この講演会も定員60名のところ20名になってしまったとのこと。そして、3日前に人数集めに協力することになり、会費2000円のところを500円にまけてもらって私の友人・知人を30名動員しなんとか講演会の形を整えました。
真弓先生は「NHKや朝日・読売・毎日は正しい情報を伝えていない。フライデーやプレイボーイが真実を伝えているからそっちを読みなさい」といっていました。確かに、私の購読している読売新聞には「被災地では一切、略奪やドロボウはありません。ウソのメールや情報に惑わされないで!」という広告的な記事が掲載されていましたが、週刊誌ではバールで金庫をこじ開ける火事場ドロボウの現行犯逮捕の写真がいつも載っているし、福島、岩手の被災地はドロボウが町に入ってこれないように警察が道路を封鎖していると友達が言っていました。また電気屋にトラックが横付けされ家電製品がどんどん外国人たちによって持ち出されていることも教えてくれました。なのに何故読売は「そんな事実はありません」という記事を出すのでしょう?(某家電メーカーの店長さんの証言も入れてありました)
それと神戸の大震災の時、広域暴力団の山口組が外国人の略奪から市民を守るため24時間見回ってくれたそうです。外人もドロボウも警察より山口組のほうが恐いのは知っているようで、組員が巡回していた地域は治安が守られたそうです。警察に捕まれば何日かクサイ飯を食えばよいのでしょうが、山口組に捕まれば指の1本か2本詰められるかもしれませんからね。「警察より頼りになる山口組!」という見出しは3大新聞ではやはり無理でしょうね(^^)
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昨晩、コンビニに入ったら相変わらずインスタントラーメンやパンの陳列棚はガラガラ。水道水の放射線汚染による報道のせいかミネラルウォーターやペットボトルのお茶も根こそぎなかった・・・。
海外では災害時に商店を襲う光景が見られるが、日本人は「お金」をもってスーパーなどを襲撃していると言える。日本人が今も行儀や礼節を重んじ、災害時にもそのマナーの良さが遺憾なく発揮され、海外メディアから賞賛されました。それは田舎の農村漁村では、集落全体が親戚だったり、もしくはと~い親戚か知人ばかりのためコミュニティのルールから逸脱するものがほとんど居ないからだと思うのです。もしいても、少数派は多数派に飲み込まれて必然的に良い感化を受け助け合いやマナーとは何かを学んだかも知れません。
それに反し、都会はどうなるか分かりません。アパートであれば隣が誰かも分からないとかですから、周囲はかなり面識のない他人ですから、田舎とは状況が違ってくるでしょう。以前私がマンションに住んでいた頃、玄関前の表札にもロビー前のポストにもネームがありませんでした。個人情報を少しでもふせるという風潮にある昨今、都会では東北のような美しい助け合いはあまり期待できません。
個人の備蓄ももちろん大切ですが、災害後どのように近隣同士で協力し、助け合うか今のうちに話し合っておくことが大切だと思うのです。
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今日マイカーで地域から集まった支援物資を、私と友人の2人で被災地の一歩手前(栃木県)まで届けてきました。コレより先は警察の許可証のある車両でないと搬入できないので、許可を取った知人にバトンタッチ。搬入のルールが色々あるのでこれは熟知していないと反って迷惑をかけるので要注意です。例えば近所で一品持ち寄りみたいなのではなく、段ボール箱1箱分は全て同じものが仕分けには適しているそうです。食品と生活品が同じ箱は困るとのこと・・・。灯油も10缶持っていきましたが、今一番欲しいのはガソリンと軽油です。ガソリンは危険物なので個人では1缶しか搬入できませんが、軽油は10缶程度搬入できます。軽油はどこも売り切れで手に入りませんでした。
そんなこんなで食品10箱、生活品10箱、灯油10缶を運びました。とにかく東北自動車道は非常に空いており、時折応援に行く緊急車両や工事車両、救援物資搬送車を見かけました(事故車もあり)。市街のガソリンスタンドはどこも給油渋滞で、サービスエリアの入り口でも「休憩ですか、給油ですか?」と聞きながら交通整理していました。
帰りに栃木県佐野市のご当地ラーメンである「佐野ラーメン」を食べましたが、何の特徴もない普通に美味しい「しょうゆラーメン」でした。スープに特徴なし、具はチャーシュー(2枚)としなちく、ねぎでした(海苔あったかな?)。でも美味しかった事は念を押しておきます。
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東日本大地震について石原都知事は「天罰」と評し動議を醸し出した。そして、翌日「陳謝」を発表する。今までの日本国全体、ひいては日本人一人一人の行動や振る舞いを反省すべきとの思いからの発言であろうが、それは公共電波を通じて正面きって言うべきではなかった。被災者の心を傷つける配慮のない発言であったが、言わんとしていることはわからないこともない。
今ニュースで、「千葉の小学校6年生の最後の給食が予定ならばいつもより「豪華給食」のはずなのに、給食センターが被災の関係で稼動せず、パン1個と牛乳のみで最後の給食を飾った」と。そこの校長先生はインタビューで「残念ですが仕方ありません。地震の影響で給食センターが休みなので・・・」とコメント。
私は驚きました。教育現場の最高責任者がこの発言では・・・。我が家でもこの震災後、子供が日曜日に外食を望みましたが、この被災した人たちのことを話したら6歳の子供でも我慢をしたし、食後のデザートを欲しがった時も、同じことを話したらデザートが「おにぎり」になった。しかも「海苔をまいた贅沢なおにぎり」であることを強調。2人とも納得して喜んで食べた。本当ならこの小学校6年生は、この給食を通して学ぶことがたくさんあったろうに・・・。他の先生に期待したい。
計画停電だってそう、とても貴重な教育環境になるとおもいます。被災者のご苦労を少しでも理解し、日頃の文明の利器の恩恵にどっぷり使っていることを省みる最高のチャンスを子供と共に体験したいと思います。
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前回、南青山の一つ星レストランの「リストランテ濱崎」(イタリアン)で食事したことを書きました。次回は「すきやばし次郎」へ行った時のことを書きますと言えば、当然「あ~あの三ツ星の次郎さんのところか」と誰だってなります。ところがそうならいのが私なのだ。実は行きたかったけれど、私の財布が行くなという。。。カード達もあそこは確か現金だという。。。しかたなく、日本橋高島屋の4階の支店へ行く事にした。
いくら次郎さんの居ない支店でも「すきやばし次郎」の暖簾がかかっているのだから、ソン所そこらの寿司屋とは違うだろうと思ってとにかく初入店。昼の2時を回っているせいか、客は私以外に一人セレブらしきご夫人がカウンターでいろいろ注文して食べていただけ。私はカウンターは不向きと思われたか、テーブル席へ案内される。注文は見栄を張ってやや高めの5000円(税抜き)ランチを注文。
しばらくして出てきましたがな。まず第一印象「小さい」です。大きさから驚かされるとは思いもよらず、一本取られました。写真では分からないと思いますが、普通のお寿司の二周りは小さい!そして肝心の味はナンと「普通!!」。中トロはトロらしくない!小さすぎてわからないのか?美味しいと思ったのは穴子だけ。行った事がある人に聞いたら、その人も穴子が一番美味しかったと言っていました。それとお勘定を終わらせて店を出る時のお店の人の「ありがとうございましたー」の笑顔は星をあげてもいい。いまも主人の笑顔は鮮明に覚えています(1回行っただけで今も顔を思い出せるなんてすごいと思いませんか?その笑顔・・・)。あと穴子の味も・・・。しかし、この二つでは二度目はないなと思いつつ帰りました。
ちなみに2時を回ったこの時間でも、他のレストランは大賑わいでした。
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先週、ミシュランのガイドブックで一つ星の評価を受けているフレンチレストラン、南青山にある「リストランテ濱崎」でディナーの招待を頂きました。知人に聞くと2人に1人は知っていましたので相当な有名店なのでしょう(私がこの方面にうといのか?)。店の場所は住宅街のど真ん中にあり、探すのには若干の苦労はいります。私の場合、道に迷って電話しました。するとお店の人が外で立って待っててくれ親切に迎えてくれました。お店の雰囲気は上品で、スタッフは若くて感じがよく丁寧な説明をしてくれました。この時点でお店の姿勢が感じられ料理に期待が持てました。特に三ツ星ではなく一つ星というところが、向上心というかモチべーションを維持するのによいポジションなのではないか、今が一番美味しい時なのではないか・・・と。
そして期待以上に美味しい料理の数々、食前酒、前菜から今までにない感動の一品でした。しかし、パスタは普通でした。他にもっとおいしいところはいくらでもあるはず・・・。ですがデザート、コーヒーに至るまで美味しく、さすが一つ星らしいレストランでした。シェフの濱崎氏も最初と最後、途中と3回テーブルまできてくれました。星が今後増えてもこの謙虚な接客は是非続けて頂きたいものです。応援してます。
次回ブログは、三ツ星の「すきやばし次郎」の感想です(ただし支店だけどね)
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つれづれなるままに、今思うことを書いてみますが、それは人は食べ物だけでなく想いからも栄養分を得ていること。。。例えて言うなれば、「行者」と「被災者」の比較した場合、同じ食べないでも「食べない」のと「食べられない」のでは「想い」が違います。精神性を求めて断食行を行う行者や、健康を求めて断食や半断食を行う人は日に日に健康へと向かいます。実際に断食療法や断食道場などもあるくらいです。
反対に被災したり遭難などにより食べ物が途絶えてしまった場合、つまり自分の意思ではない場合は、食べられない事が強烈なストレスとなり、それが衰弱もしくは餓死へと繋がっていきます。さらに「食べないと死んでしまう」という想いが強ければ強いほどイメージした通りになりやすいということです。同じ食べないでも、健康にもなり死にもつながるのです。
カップラーメンが食育的にも栄養学的にも良くないのは周知の事実ですが、これを飢餓寸前の難民キャンプへ贈るとどうなるでしょう。みな大喜びで空腹を満たし活力をもらいます。生命力がないとい思われるものからでも食べる人の状態遺憾では生命力にもなります。人の心が作り出すのです。裏を返せばストレスは生命力を奪います。最高の食材を与えてもその人の嗜好が違えばストレスです。栄養にはなりません。毎日毎日与えれば苦痛により衰弱への道をたどるでしょう。
知識による食育は簡単ですが、健康を考えるならば杓子定規的な考え方ではままなりません。私はこれからの食育活動を考える上において必要なのは食べ物よりも「食べかた」だと思うのです。
そんな事を思っている矢先、「フードインク」なる企業が造る恐い食べ物の映画ができてしまいました。以前の私なら、食べ物の裏側をとくとご覧あれと大宣伝していた事でしょう。でも評判になっている映画なので一応観て来ます。感想をお楽しみに(^^)。
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